2016/05/30

フィンランド・ロシア旅行 - サンクトペテルブルグ 1


なかなか快適な船旅の後で、サンクトペテルブルグに到着しました。

丁度この日は5月9日、ヴィクトリーデーと呼ばれる第二次世界大戦の対独戦勝記念日で、街中は人がごった返していました。

軍人達によるパレードがあったり、いろんなところで演説があったり(ロシア語なのでさっぱり判らず)、私達は事前に何の情報もなかったので、町中に着いてこの人だかりにビックリしましたよ。


ロシア国旗を掲げながら歩く人たちは、バンクーバーでのカナダデーを彷彿とさせます。


どこでパレードがあるかもわからず、人の流れに沿っていったら、丁度軍人さんたちによるパレードがありましたが、写真が取れる位置に近寄れず・・・


町中では、ロシア民謡の「カチューシャ」がそこらじゅうに流れ、皆で大合唱していました。


この動画でも、ヴィクトリーデーで歌っていますね!
そして、街中ではこの女の子達がかぶっている帽子が街中いたるところで沢山売られており、飛ぶように売れてました。

老若男女、皆この帽子をかぶって町をうろついていましたよ~
私もちょっと欲しくなったけど、いつかぶるんだ! と我にかえり我慢。

さて、この歌なんですが、私は確か小学校のころに日本語で習ったような気がするんですよね。
もう歌詞は覚えてなくって、でもメロディーは良く覚えていたので、一緒に口ずさんでいたら、Kに「なんでロシアの歌を知ってるの!?」ってビックリされました。

昭和の時代の人なら小学校の音楽の時間で習ってますよね?

ロシア民謡ってなんだか覚えやすいし、哀愁がありつつもテンポが良くていいですよね。


UAも歌っている「一週間」とか(そんなタイトルだったのか・・・)


このカリンカはちょっと最初だけ歌詞覚えてるかな。

しかし、ロシア民謡の日本語訳で共通しているのは、当時のロシア人はとてもシンプルな生活をしていたということでしょうか。(笑)
一週間でやってることの少なさや、顔をしっかり洗うとか熊が出たとかが、歌詞になるんですから(爆)


町中には軍隊系のいかつい車がそこらじゅうに。。。


第二次世界大戦でなくした身内の写真をこうやってプラカードに掲げて行進(?)というか、街をうろついている様子が印象的でした。



これはヴィクトリーデー用に一家に1つはあるものなんでしょうか。。。


こういうモチーフは共産国だなぁというイメージ。


日本は敗戦したからか、こんなに終戦記念日を大々的にお祝いしないですよね?


ロシア人にとってヴィクトリーデーと言うのがとても大きな意味を持つのだと実感しました。


サンクトペテルブルグは観光客も多いので、こういう宮廷貴族のコスプレをした人たちと一緒に写真をとると言うのが多いようです。


いったい幾らくらいが相場なんでしょうね?


夜には花火が上がりましたよ!



最近カナダデーの花火を見てないので比較が難しいのですが、15分以上はやっていたような気がしますね。


思いがけず、ロシア人たちと一緒にヴィクトリーデーをお祝いできてよかったです。(敗戦国の日本人なので、ちょっと微妙ですが・・・)




2016/05/27

フィンランド・ロシア旅行 - ヘルシンキ 2


サンクトペテルブルグには私もKもずっと行きたいと思っていたのですが、ロシアに入国するにはビザが必要で、いくつかの国にあるような到着時に空港で発給されるようなアライバルビザと言うのはないのです。

通常のロシアビザの手続きは事前にホテルをに予約し、ロシアの旅行会社から発給されるインビテーションレターと言うのを用意しなければビザは発給されず、時間も手間も掛かるということで、いつもスタンバイの飛行機で直前にしか旅先を決められない私達にはハードルが高いディスティネーションでした。

しかし、特別に下記の条件を満たせばビザなしで入国できることがわかったので、今回の旅行となったのです。

その条件とは:

1.St. Petersline という船会社を使って出入国すること
2.この船会社が提供する市内観光という名のフェリーターミナルから市内までの往復の送迎を購入すること。
3.船のチェックインまでにホテルの予約のコンファメーションを持っていること
4.72時間以内に出国すること

が条件です。
つまり、クルーズ客としてみなしてもらうと言うことですね。
クルーズ船でサンクトペテルブルグに立ち寄る場合はもともとビザは必要ありません。

このSt. Peterslineを使えば、朝8時半くらいにサンクトペテルブルグに到着し、夜は7時くらいに出航するので、最大2日半以上できることになります。
ただ、毎日運行していないので、スケジュールのチェックが必要ですよ。

でも、もし事前にロシアビザを用意している場合は、新しく出来た高速列車でヘルシンキからサンクトペテルブルグまで3時間半で行けるようなので、ビザが用意できる人はそのほうがいいのかな。

サンクトペテルブルグは見るところが沢山だしね。


ヘルシンキの船着場の近くに巨大なモンクの叫び状態の顔の小便小僧(笑)の像がありました。

どれだけ巨大かは隣にいる人と比べてみると判りますでしょうか。

船に乗り込むと、こんな怪しい海老だかロブスターかの着ぐるみさんとか。。。


北欧・ロシア系の美男美女の若者達が迎えてくれます。


フェリーのキャビンにはいくつか種類があるのですが、私達は上から3番目くらいのお部屋にしてみました。

お部屋はこんな感じです。


ダブルベッドに机、テレビ、窓がついていて、広さは日本のビジネスホテルくらいかな?

ちゃんとスーツケースが置けるスペースがあるので、下手したらビジネスホテルよりも広いかも(笑)


ちゃんとタオルとか石鹸も用意されていましたよ。


シャワーとトイレもついてます。
お湯も水量も問題なし!


同じスペースに洗面のシンクもあります。


外のデッキにはバーとかもありました。


この日は晴れていましたが、ちょっと海風が肌寒い感じ。
でも、白人は何が何でも日光浴!って感じですね。(笑)


船の中には3箇所レストランがありました。
ロシア料理、イタリアン、日本食(!)だったかな。


あとは、こちらのパブと写真にはないけどカフェテリアもありました。


これが怪しい日本食のメニュー。
光に反射して上手く取れなかったんだけど、メニューに「ベイクド寿司」っていうのがあって、興味がありましたが試す勇気がなく。。。
食べたら絶対後悔すること200%の雰囲気だったので。


船内にはカジノもあったり。。。


免税店もありました。


流石ウォッカは沢山の種類がありましたよ~。
出航して免税店がオープンしたら、バーゲン時のような人だかりが出来てビックリしました。

皆早く酒盛りがしたくてしょうがなかったのかしら。。。


船内の催し物のリスト。
ライブミュージックには、ピアノとかバンドとかなんかのショーとか、夜中にはディスコになるそうな(笑)

そのほか、映画鑑賞できるスペースとか、丁度この時期はホッケーのワールドカップが行われていたので、ホッケー観戦できる部屋があったり、後は写真は取ってなかったけど、非常にしょぼい室内プールとサウナがありました。

ちなみに、私達は食事の後はお部屋でマッタリしてましたので、催し物がどれだけ繁盛していたのかは不明です。


いよいよ出航です。


何の旗なんでしょうね?


ヘルシンキには本当に沢山のカモメが居ましたよ~。

サンクトペテルブルグまでは14時間の船旅です。
私は結構フェリーの旅って好きかも。
船はそれほど揺れることもなく快適でぐっすり眠れました。



2016/05/23

フィンランド・ロシア旅行 - ヘルシンキ 1


KのNHL関係の今シーズンのお仕事が終わりましたので、ようやくバケーションに行くことが出来ました!

今回は2人とも興味のあったサンクトペテルブルグを中心に、ヘルシンキにも数日間滞在しましたよ。


ヘルシンキは、皆結構な割合でとても綺麗な英語を話すし、トラムなどもわかりやすいので、旅行しやすい場所ですね。

ただ、物価がめちゃくちゃ高い!!


私とKはヘルシンキは2度目ですが、前回はエストニアのタリンに行った際にKがエストニア航空に乗りたくない!と言うので(東ヨーロッパの国のマイナーな航空会社の整備は安心できないんだそうな。笑)、フェリーで3時間くらいのヘルシンキからフィンエアーに乗るという日程でした。

だから、その時は飛行機の時間までの数時間でちょこっとしか見れなかったので実質の観光は今回が初めてという感じ。



ヘルシンキには有名な教会がいくつあるのですが、まずはこちら。
通称Rock Church とよばれるTemppeliaukion教会。 


岩をくりぬいて作られている教会で、天井にガラスの窓が入っていて光が入るので、とてもユニークです。


岩にパイプオルガンとか取り付けるのも大変だっただろうなぁ。


北欧らしいシンプルで斬新なデザインですね。


沢山の観光客で賑わっていました。


次は教会とはちょっと違うかも知れませんが、町の真ん中にあるこちら。Kamppi Chapel

北欧らしい木で作られたチャペルです。


中はこんな感じ。
壁も天井も椅子もすべて木で出来ているので、とても落ち着きます。


岩のように見えるものはフエルトで作成されたクッションです。


とても落ち着く空間です。
私が行ったときはほとんど観光客が居なくて余計ほっとする感じでした。


お次はお城かと見まちがいそうな、Uspenski Cathedral。
赤レンガのゴシック建築が素敵です。




こちらはロシア正教会だそうで、中は外の様子からは想像つかないくらい豪華でした。





それほど大きくはないのですが、装飾も細かく見ごたえがありました。


次はヘルシンキと言えばこれ!のHelsinki Cathedral。
こちらもロシア正教会のものですが、青い空に真っ白の大聖堂、とても清々しいです。



広場の公園にはイタリアのスペイン階段のように地元の人たちは皆座りながらお昼を食べていたり、お喋りしたりしていましたよ。


ヘルシンキは港町なので、とにかくかもめが沢山飛んでいました。

さて、大聖堂の内部は先ほどのウスペンスキー大聖堂と違いあっさりしています。




シンプルでそれほど装飾も施されていない感じ。


今回の旅行ではいつもにも増して沢山写真を撮ってきたので、整理するのが大変です。

ボチボチ旅行記を書いていきますので、お付き合いくださいね。